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女性と性的マイノリティ(性的少数者)の人権部会研修会を開催しました

第1回男女共同参画研修会を、市同教 女性と性的マイノリティ(性的少数者)の人権部会研修会と位置づけ開催した。

講師:中貝 宗治(豊岡アートアクション理事長・元豊岡市長)

演題:ジェンダーギャップって何だろう-まちや企業が消えるかもしれない大問題-

中貝 宗治さん

地方において、なぜジェンダーギャップ解消が必須なのかをお話いただいた。

人口減少は地方最大の危機である。若者にとって暮らすまちとして豊岡は選ばれていない。特に若い女性に選ばれていない。ゆえに若い夫婦が減少し、人口減少が加速している。

「小さな世界都市」としてコウノトリも住める豊かな環境づくりや、インバウンドの増加、演劇による深さをもった文化の創造などを実現したが、若い女性が帰って来ない。地方の女性には、強いジェンダーギャップの壁があることに気づいた。女性たちは公平な扱いを求めている。つまり男性優位のまちを嫌っている。この現実の危機に対し、適応しなければまちや企業が消えてしまう。だからこそジェンダーギャップの解消を地方創生の主軸のひとつにした。

ジェンダーギャップの解消を積極的に企業に取り入れたことで、経済的な合理性(人的資本活用の最大化)が獲得できた。また女性が活躍することで、女性に選ばれるまちや企業になってきた。まちや企業が世界で輝くためには、ジェンダーギャップの問題を置き去りにしてはいけない。

 

第2回 人権・同和教育セミナー(地域部会と共催)を開催しました。

講師:阿久澤 麻理子さん(大阪公立大学教授)

演題:「変容する現代社会の部落差別-『差別する人の研究』からその次へ」

多くのデータをもとに、現代社会がかかえる部落差別の構造をお話された。直接的に人に差別することは、現代社会において見えにくくなっているが、土地に対しての差別は根強く残っている。その背景には、被差別部落出身でなくとも、その出身土地を購入したり、住んだりするなどの「見なし差別」がある。またその土地を有する人と関わったことを理由に受ける「関連差別」も影響している。

見えにくい差別はインターネットの匿名性の中で顕在化している。「知らない」・「無関心」からくる無自覚な差別、悪意のない差別が社会の変容とともに増えている。それは差別が社会システムに組み込まれているという事を意味する。

【参加者の声】

・「人に対する差別」「土地に対する差別」で意識が違うと知り、勉強になりました。また、なぜ「土地」を避けるのか差別する側の仕組みについて理解できたのも良い学びになりました。

・「自分は違う」「関係ない」と考える、発言する無自覚な差別は自身の中にもあるかも知れないと気づく事ができた。

・学校教育で、先生が自信を持って指導することができるように、人権教育の中でも何より先に大切な部落差別問題について、歴史を学ぶだけにならないように研修を進めていく必要があると強く思いました。

 

第1回 人権・同和教育セミナー(地域部会と共催)を開催しました。

講師:増島 智子さん(被災地NGO恊働センター)

演題:「震災と人権」-阪神・淡路大震災30年に考える

阪神・淡路大震災のボランティア活動をきっかけに被災地支援活動に取り組んできた増島智子さんに、阪神・淡路大震災から30年にあたっての思い、また、能登地震の被災地の状況や支援活動の中で気づいた課題についてお話しいただいた。被災地にボランティアとして参加し、経験されたリアリティ―あふれる話は説得力があった。特に能登半島では、ほとんど復興が進んでいない現状にある。

また、「まけないぞう(象の形をした手拭きタオル)の製作」や、お茶会、勉強会など、仕事づくり、コミュニティーづくり、生きがいづくりが心のケアにつながり、負の記憶が正の記憶になっていく。被災している人をみると、やっぱり社会的に弱い立場(高齢者・障がい者、女性、子ども、外国人等)の人が多かった。これはすべての人権課題に共通する問題でもある。ボランティアついて、災害ボランティアセンターだけでは受け入れが困難、NPO団体の人手・資金不足、地元団体との連携の強化、長期的に関わることができる環境づくりなどが課題となっている。

【参加者の声】

・被災地支援の活動状況を知るだけではなく、その現状から見えてくる人権の課題を感じることができました。安心安全な暮らしの実現に向けてやるべきことは大きく、これからも向き合っていかなくてはいけないと思いました。

・災害等の混乱時には特に社会的弱者(高齢者、障がい者、子ども、妊婦、女性、外国人など)の人権に配慮した行動が求められることを再認識しました。助け合い、お互い様の気持ちを日々の生活の中でも大切にしたいと思いました。

・「話を聴く」のもボランティア。その通りだと思いました。「ハチドリのひとしずく(小さな事でも、今、自分にできる事を積み重ねていく)」ですね。

「みんなの人権を考える映画会」を開催します

映画 『港に灯がともる』

©Minato Studio 2025

 

と き : 2025年8月11日(月・祝)14:00~

ところ : 丹波篠山市民センター ・ 多目的ホール

予約不要 ・ 当日直接会場にお越しください

!入場無料!

©Minato Studio 2025

 

今年は阪神・淡路大震災から30年の節目の年となります。この映画は、震災を経験した親をもつ震災を知らない世代や、在日コリアン家族の苦しみや葛藤を描いた物語です。

震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族のもとに生まれた主人公の灯(あかり)。両親からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものと感じられ、孤独と苛立ちを募らせています。家族は衝突が絶えず、いつも冷たい空気が流れています。この映画をとおして「震災と人権」、「多文化共生」また「心のケア」について考えてみませんか。無料でご覧いただけますので、是非ご来場ください。

©Minato Studio 2025

 

映画のチラシはPDFでダウンロードできます→こちらをクリック