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女性と性的マイノリティ(性的少数者)の人権部会研修会を開催しました

第1回男女共同参画研修会を、市同教 女性と性的マイノリティ(性的少数者)の人権部会研修会と位置づけ開催した。

講師:中貝 宗治(豊岡アートアクション理事長・元豊岡市長)

演題:ジェンダーギャップって何だろう-まちや企業が消えるかもしれない大問題-

中貝 宗治さん

地方において、なぜジェンダーギャップ解消が必須なのかをお話いただいた。

人口減少は地方最大の危機である。若者にとって暮らすまちとして豊岡は選ばれていない。特に若い女性に選ばれていない。ゆえに若い夫婦が減少し、人口減少が加速している。

「小さな世界都市」としてコウノトリも住める豊かな環境づくりや、インバウンドの増加、演劇による深さをもった文化の創造などを実現したが、若い女性が帰って来ない。地方の女性には、強いジェンダーギャップの壁があることに気づいた。女性たちは公平な扱いを求めている。つまり男性優位のまちを嫌っている。この現実の危機に対し、適応しなければまちや企業が消えてしまう。だからこそジェンダーギャップの解消を地方創生の主軸のひとつにした。

ジェンダーギャップの解消を積極的に企業に取り入れたことで、経済的な合理性(人的資本活用の最大化)が獲得できた。また女性が活躍することで、女性に選ばれるまちや企業になってきた。まちや企業が世界で輝くためには、ジェンダーギャップの問題を置き去りにしてはいけない。

 

宗教部会研修会を開催しました

丹波篠山市のあらゆる宗教にかかわる方々を対象に研修会を開催した。

講師:上田和夫さん・梶村英子さん

   市同教 啓発推進委員 人権の歴史調査研究班のみなさん

演題:「今こそ語り伝えたい 証言から知る 戦時中の暮らしと体験」

戦争当時を知る方々の証言をもとに、戦争の悲惨さ、平和の尊さを学んだ。

戦時中は日本が勝ったニュースが多くなり、戦争に協力するのが当たり前の時代だった。

学校では学ぶより「働く・奉仕」の毎日で、音楽の授業も軍歌のみ、食糧不足のため運動場ではサツマイモ植えがおこなわれた。

梶村英子さん

梶村英子さんは出征兵士を見送る話をされ、親としての悲しさやその悲しさを表に出せない時代背景をリアルに語られた。

上田和夫さん

上田和夫さんは戦争の愚かさと、二度と戦争を繰り返してはいけないと訴えられ、当時の戦争の歌を迫力ある声で歌われた。

上田さんが所有していた当時の寄せ書き

上田さんが所有していた日の丸への寄せ書きも、実物ならではの説得力があるものだった。

戦争当時の生活をあらゆる証言から明らかにし、また現在の社会情勢とも照らしあわせ、戦争を身近な問題として捉えることができた研修会だった。

 

【参加者の声】

・戦争の悲惨さを改めて知ることができました。平和への願いが強まりました。

・上田さんの生の訴えを聞き、驚きました。戦争、絶対してはいけない!

・戦争のない平和な日本がいかに大切かが、研修で再確認できて大変よかったです。

 

 

第4回人権・同和教育セミナーを開催しました

今回は参加型のワークショップを取り入れながら、柴原浩嗣さん(一般社団法人 大阪府人権協会 業務執行理事)に「わたしからはじまる部落問題」-部落差別の現実に私ができることは-と題しお話いただいた。

参加型ワークショップも交えたことで、参加者も活発に意見の交流ができた。

まず自己紹介を通じて、相手を認めることは人権の尊厳につながることを示唆いただいた。

部落差別の現状として、結婚差別や引っ越しなどで住む時に被差別部落ならば避ける差別、インターネットでの差別の拡散などがある。

情報が真実かどうか見極めるようにする事、正しい知識を身につけて差別だと気付く事、悪いうわさは容易に人に伝えない事が差別拡散の防止につながる。

部落差別をなくすには、①うわさではなく真実を学習する、②差別をなくすための交流をすすめる、③差別禁止の法律や制度をつくることが大切である。

人権とは「幸せ」の実現であり、「人がよりよく暮らすためのルール」である。

最後に部落差別をなくすために一人一人、自分ができることを考えた。

第27回丹波篠山市人権・同和教育研究大会を開催しました

12月13日(土)に「だれもの人権が尊重され、自分らしく生き生きとくらせるまちづくり」をテーマに、第27回丹波篠山市人権・同和教育研究大会を開催した。

基調講演では「ネット上の問題から考える人権・部落問題の基礎基本」と題し、松村元樹さん(公益財団法人反差別・人権研究所みえ 常務理事兼事務局長)にご講演いただいた。

インターネットが普及した現代社会において、あらたな形の部落差別がおきている事例をあげて、差別が増長する仕組みをお話いただいた。

ネットの動画サイトなどでは自分の興味がある動画がおすすめとして優先的に紹介されるシステムになっている。こうしたネットのシステムにより、個々の利用者は望む・望まないにもかかわらず見たい情報にかこまれ、利用者の観点に合わない情報からは隔離される。

自分と異なる意見に触れる機会が減ることにより、間違った情報や倫理観に問題がある情報であっても、自分の考えが「正しい」と思い込んでしまう。

その結果、ネット上にあふれる差別動画を正しく理解することができず、悪意なく差別を助長することもある。

社会の構造や制度が多数派(マジョリティー)にむけて設計されているために、多数派側の人たちは人権保障を何も感じることなく自然と受け入れており、人権への学びに関して無関心になりやすい。ゆえに常に少数派(マイノリティー)の視点から考えなければ差別は無くならない。

差別を残す方法は、何もしないことである。差別を無くすためには、まずは身近にあるあらゆる人権課題を自分事として考え、積極的に学び続けることが大切である。

 

【参加者の声】

・差別の基本について振り返る機会となりました。知ること、学ぶことを継続していくことが重要だと思いました。

・ネット社会の怖さを改めて気づきました。子どもたちは知識もなく、たくさんの情報に触れている恐ろしさも知りました。教育の大切さが分かりました。

・普段何気なく生活している中で、正しいと思っている事が他の人にとっては差別になること。こんな事もかーと思ったことがたくさんありました。気づくことができて、考える時間になりました。